自己免疫疾患

自己免疫疾患の原因はなに?

発症者に女性が多いことから、その原因はわかっていませんがホルモンが関係しているのではないかという推測がなされています。

自己免疫疾患の詳しい原因として確立されたものはありませんが、ホルモン以外の原因のひとつとして「ストレス」があげられています。
ストレスがたまることにより免疫機能のバランスが崩れ、そこに風邪などをこじらせることが引き金となって発病するのではないかとも考えられています。

どんな症状がでるのか?

自己免疫疾患が原因となり様々な疾患になります。
また、自己免疫疾患には全身的な影響が出る全身性自己免疫疾患と一部の臓器だけが影響を受ける臓器特異型自己免疫疾患という大きく2つに分けられます。

全身性自己免疫疾患による病気の代表例

  • 全身性エリテマトーデス
  • 多発性筋炎
  • 皮膚筋炎
  • 関節リウマチ
  • シェーグレン症候群
  • 成人スティル病

臓器特異型自己免疫疾患による病気の代表例

  • ギラン・バレー症候群
  • 重症筋無力症
  • 自己免疫性肝炎
  • 慢性円板状エリテマトーデス
  • 天疱瘡(てんぽうそう)
  • 円形脱毛症
  • 原田病
  • 自己免疫性視神経症

ここにあるもの以外でも自己免疫疾患による病気がありますが、それぞれの病気によって症状がかなり異なってきます。

どのように診断されるのか

自己免疫疾患であるかどうかを判断するためにはクームス試験と呼ばれる検査を行うことになります。
クームス試験とは、赤血球の細胞膜に免疫グロブリンという抗体が存在いているかどうかを調べる検査です。
もし免疫グロブリンが存在していた場合、抗免疫グロブリン抗体が免疫グロブリン抗体と結合して抗原抗体反応が起きて、赤血球が凝固するようになります。

この赤血球が凝固した場合はクームス試験で陽性ということになります。
また、この検査には直接クームス試験と間接クームス試験の2種類あり、直説クームス試験は赤血球の表面についている抗赤血球抗体(赤血球に対する抗体)を調べる。間接クームス試験は血清の中に抗赤血球抗体があるかどうかを調べます。

なお、自己免疫疾患かどうかの診断はこのように行われることになると思いますが、症状の部分であげた病気かどうかの診断はそれぞれの症状に応じた検査が行われることになります。

どんな治療方法がされるか

具体的にどんな治療方法が取られるかはそれぞれの疾患によって異なってきますが、どれも自己免疫疾患が原因となっている場合が多いので基本的にどの症状でもステロイドや免疫抑制剤といった炎症を抑えて、免疫機能が過剰に働くことを防ぐということが有効とされています。

ただし、どちらの効能でもある免疫抑制効果によって外から入ってくる細菌・ウイルスに対しても免疫機能が抑えられてしまうので、薬による合併症を引き起こさないように注意することが大切です。

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