膠原病,合併症

合併症とは

合併症とは「1つの病気が原因となり発症してしまう症状」のことです。
他の病気を例としてあげると以下のようなものがあります。

病名 起こりえる合併症
糖尿病 網膜症・腎機能障害・血管合併症
高血圧 脳卒中・心筋梗塞・心不全
インフルエンザ 肺炎・インフルエンザ脳症・気管支炎

どのような合併症が起こるか

上では他の病気を例として挙げましたが、実際に膠原病ではどのような合併症が起こるのかというと、膠原病治療に使われるステロイド・免疫抑制剤による免疫機能低下から来る合併症がほとんどと思われます。
具体的にはこのようになっています。

膠原病患者が起こす主な合併症

感染症 膠原病で起こる合併症のなかで一番よく起こる症状です。単純に細菌のものからウイルス性のものまで存在しています。
骨壊死 全身性エリテマトーテスの合併症としてよく見られる症状で、血管が詰まり骨に栄養が届かなくなり壊死してしまうことです。
白内障・緑内障 白内障は目の中にある水晶体が濁ってしまうことにより視力が落ちていく病気です。
緑内障は視神経の障害により視野が狭くなり、最終的に失明につながってしまう病気です。緑内障で失った視野の回復手段は現在ではないとされています。
骨粗しょう症 骨に小さい穴が多数できてしまい骨が弱くなってしまう病気です。
動脈硬化症 動脈が腫れたりなどして硬くなってしまうことで、これによりさらに別の合併症を引き起こす可能性があります。
胃潰瘍 胃酸の量が異常に増えることにより胃に穴が空いてしまう症状です。

合併症を引き起こさないようにするには

どんな合併症があるのかは紹介しましたが、合併症を引き起こさないようにするには実際どのようにすればよいのでしょうか。
患者としては日々の生活で何気なくしてしまっていることにも注意をすることぐらいではないかと思います。

  • 夜更かしをしないように気をつけ睡眠を十分にとる。
  • 身体を冷やさないようにする。
  • なるべく人の多いところは避ける。
  • うがい・手洗いをこまめに行う。
  • 外出の際は紫外線に注意する。
  • バランスの良い食事を行う。
  • ストレスを溜め込まない。
  • 怪我に気をつける。
  • 適度な運動をする。

どれもちょっとしたことかも知れませんが、ステロイドや免疫抑制剤で免疫力が低下してしまっているので、例えば少しの怪我でもそこから細菌が入ってきてしまう可能性などが十分に考えられます。

また、ストレスや疲労も免疫力低下の原因となりますので簡単なことかもしれませんが普段から注意をして日常生活を過ごしましょう。

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