膠原病,治療

治療を始める前に気をつけること

通常患者は医師ではないので薬に関しての知識はほとんどないと思います。
ですから薬に関しての医師の説明をよく聞いて使用方法などを間違えないようにすることが大切です。
使用方法を間違えると思わぬ副作用を引き起こして症状がさらに悪化してしまう可能性があります。

また、薬を使用して症状が良くなったと思って医師の指示なく途中で薬の使用を中止しないことも大切です。
症状として表れていないだけで潜伏している可能性は十分にあります。
わからないことがあれば医師にすぐ確認をするなどして間違った薬の使用方法をしないようにしましょう。

どんな薬が処方されるか

膠原病は原因不明であるため確実に治せる治療方法はないというのが現状認識になっていますので、膠原病の治療というのは実際には症状を抑えて健常者と同等レベルの生活を送れるようにするというのが膠原病を治療する際の目標ということになります。
そして、症状を抑えるのに使われる薬はステロイド剤・免疫抑制剤の2つが主に使われることが多いです。

2つとも炎症・免疫機能を抑制するというタイプの薬で自己免疫疾患という免疫機能が過剰に反応してしまう膠原病に有効な薬が使われています。

薬をどのように使用するのか

これらの薬は実際どのように使われるのかというと、内服(薬を飲む)、外用(塗り薬など)、注射、吸引などがありますが膠原病の場合は内服が一般的です。
ただし、長期間・大量に服用していると副腎皮質がホルモンを生産しなくなる可能性があり、もし副腎皮質がホルモンを作らなくなってしまったときに急にステロイドの使用を中止したらホルモン生産が間に合わなくなってしまいます。

このようなことを避けるために最初は多めに服用し、徐々に服用量を減らしていくという方法になります。

また、内服で効果があまり出ない場合や症状が重いなどで早急な治療を求められる場合はパルス療法といって大量のステロイドを注射する方法があります。
この治療方法は大量のステロイドを使っている割には副作用が少ないと言われていますが、臓器への負担が内服よりも大きいという問題があります。

薬を使用する際に注意しなければならないことは?

ステロイド剤や免疫抑制剤を使うにあたって気をつけなければならいことがあります。
これらの薬の効能でもある免疫機能抑制とはつまり免疫機能を低下させてしまうことなので、それにより感染症を引き起こす可能性があります。
そのことによってさらに治療が困難になることがあるかもしれません。
感染症を予防するために次のようなことを心がけるようにしましょう。

  • 人ごみを避ける、できればマスクを使うなどする
  • こまめにうがい手洗いをする。
  • 睡眠をしっかりとる。
  • 体温調節をきちんと行う。

これらのことに注意して感染症を引き起こさないようにしましょう。

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